呼吸器の基礎知識

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こんにちは、ふみーずステディです。

東京都江戸川区にて現役在宅ケアマネージャーとして単独居宅支援事業にて勤務しております。

 

今回は【呼吸器の基礎知識】についてご説明していきます。

呼吸器系とは外呼吸を行うための器官系をいい、これには鼻から気管支までの空気の出入りと発声に関する気道、空気と血液との間のガス交換の場である肺とがあります。

呼吸器の病気と言っても、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、気管支喘息、急性肺炎、誤嚥性肺炎、肺結核など様々な疾患が存在します。

 

 

1. ”しくみ”と”はたらき”

【呼吸】

・呼吸には外呼吸内呼吸があります。

・外呼吸は呼吸器を使って空気中の酸素を取り入れ、不要になった二酸化炭素を排出します。

・内呼吸は細胞と血液の間で行われる酸素と二酸化酸素の交換です。

【呼吸器】

・主に鼻腔、口腔、咽頭、機関、気管支、肺で構成されています。

・鼻腔、口腔から気管支までは空気が通る管としてはたらき、気道といいます。

 

 

・肺の容積の85%を占めるのが肺胞で、総数は両肺で約7~8億個あり、直径0.2mmほどの小さな袋上の気管です。

ここで酸素と二酸化炭素を交換します。

・肺胞には毛細血管が網の目のように取り巻き、肺胞内の濃度の高い酸素が、濃度の低い血管内に取り込まれます。

・二酸化炭素は血液中の赤血球によって肺胞まで運ばれ、赤血球は大量の酸素にさらされると二酸化炭素を放出します。

 

 

2. 加齢に伴う変化

●肺を収縮させる筋肉(横隔膜・肋間筋)の筋力が衰えます。

●肺活量(空気を最大に吸い込んでから、吐き出すことのできる最大空気量)が低下します。

●最大限吐き出しても肺に残る空気を残気といいますが、その量が増えます。

●肺胞の減少などにより、摂取できる酸素量が減少します。

●肺の機能が低下することにより、息切れしやすくなります。

●免疫力が低下することにより、最近やウィルスに感染しやすくなります。

急性肺炎肺結核などを引き起こします。

●異物を排出するための咳を反射的にするする能力が低下するため、異物が肺に侵入しやすくなります。

これは誤嚥性肺炎の原因となります。

●呼吸器の機能低下により、慢性閉塞性肺疾患(COPD)など喫煙が原因となる病気ではその症状が悪化することがあります。

 

 

3. 今日のまとめ

鼻腔、口腔、咽頭、喉頭、気管、気管支、呼吸筋、肺など様々な呼吸器系の機能が連携しあって、酸素や二酸化炭素のエネルギーを消費、生成、循環しながら生命の維持を可能にしています。

また、匂いを嗅いだり、音を出したりする補助の役割も担います。

 

今日はこれまで。

引き続きよろしくどーぞ!

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