こんにちは、ふみーずステディです。
東京都江戸川区にて現役在宅ケアマネージャーとして単独居宅支援事業にて勤務しております。
今回は”肝臓がん(肝細胞がん)”についてご説明いたします。
肝臓がんとは、肝臓にできる悪性の腫瘍です。
男性に多い傾向があり、男性の部位別がん死亡数の第3位にります。
1. 肝臓がん(肝細胞がん)の概要
肝臓がんには、原発性肝がんと転移性肝がんがあります。
原発性肝がんには、肝細胞がんと胆管細胞がんなどがあります。
日本では、原発性肝がんのうち肝細胞がんが90%以上を占めるため、ここでは肝細胞がんについて取り上げます。
2. 主な症状
●初期には自覚症状がほとんどありません。
●進行がんでは、腹部のしこり・圧迫感・痛み、膨満感などの症状があります。
●基礎疾患として肝硬変がある場合は、食欲不振、倦怠感、微熱、便秘・下痢、黄疸、こむらがえり、浮腫、皮下出血などが現れ、腹水がたまる場合があります。
3. 原因
●B型またはC型肝炎ウイルスに持続的に感染することになります。
*肝炎ウイルス:肝炎ウイルスは通常の生活では感染することはないので過度に気にする必要はありませんが、血液が付着しやすいカミソリや歯ブラシは共用しないようにしましょう。
食器やタオルは共用してもかまいません。
●大量飲酒と喫煙、食事に混入するカビ毒のアフラトキシンが確実な危険因子とされています。
●非アルコール性脂肪肝炎が原因で、肝硬変から肝臓がんに至るケースが増えてきています。
●脂肪肝や、糖尿病などの生活習慣病との関連も指摘されています。
4. 治療方法
●手術療法、焼役療法、エタノール局注療法、肝動脈塞栓療法が中心となります。
●がんの進行度だけでなく、肝機能の状態なども考慮して治療方法を選択します。
●C型肝炎は新薬により、ほぼ完治できるようになりました。
5. 今日のまとめ
肝臓がんは初期症状がほとんどなく早期発見が難しいですが、B型やC型肝炎ウイルスの感染が原因になる場合が多いため、肝炎ウイルスに感染していないかを検査することが第一の予防となります。
診断に至るまでは、医師による問診と診察を実施します。
その上で肝臓がんが疑れる場合は、腹部超音波、CT、MRIなどの画像診断を中心に、血液検査を補助的に実施いたします。
今日はこれまで。
引き続きよろしくどーぞ!
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