こんにちは、ふみーずステディです。
東京都江戸川区にて現役在宅ケアマネージャーとして単独居宅支援事業にて勤務しております。
今回は”膀胱がん”についてご説明いたします。
膀胱がんとは、膀胱の粘膜より発生する悪性腫瘍です。
多くの膀胱がんは粘膜内でとどまる表在性のもので、生命に関わることは少ないが、膀胱内に多発し再発を繰り返しやすいという特徴があります。
1. 膀胱がんの概要
膀胱は尿を貯める臓器で、移行上皮という粘膜で覆われています。
膀胱がんは、この移行上皮がガン化することによって引き起こされます。
2. 主な症状
●肉眼でわかる血尿があり、たいていは痛みが伴いません。
●排尿時に痛んだり、下腹部が痛むことがあります。
●膀胱がんが広がって、水腎症(腎臓で作られた尿の流れがどこかでせき止められ、尿が溜まって拡張した状態)になることで、背中に鈍痛を感じることがあります。
3. 原因
●喫煙が原因となります。
喫煙指数(1日あたりの喫煙本数×禁煙年数)が高いほど膀胱がんのリスクが高くなります。
男女ともに60歳以降で増加しますが、男性は女性の3~4倍、喫煙者は非喫煙者の2~3倍の発生率と言われています。
●職業上、染料や化学薬品(アニリン系色素やベンチジン、2-ナフチラミンなど)に曝露される可能性がある場合です。
4. 治療方法
●外科的な治療としては、膀胱鏡で腫瘍をみながら電気メスで切除する方法や、膀胱を摘出する方法などがあります。
●浸潤性の膀胱がんには、放射線療法などが行われます。
●転移のある進行した膀胱がんには、抗がん剤による化学療法が行われます。
●上皮内がんには、BCG(抗結核ワクチン)や抗がん剤を膀胱内に注入します。
5. 今日のまとめ
膀胱がんは、初期症状として排尿時痛や下腹部の痛みが出現する場合があります。
症状が膀胱炎と非常に似ていますが、膀胱がんでは、抗生剤を服用してもなかなか治りません。
膀胱がんの最大のリスク因子は喫煙であるため、禁煙が予防に有効です。
コーヒーの摂取量も膀胱がんと関係があるといわれているので、飲みすぎに注意しましょう。
今日はこれまで。
引き続きよろしくどーぞ!
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