こんにちは、ふみーずステディです。
東京都江戸川区にて現役在宅ケアマネージャーとして単独居宅支援事業にて勤務しております。
今回は”膵臓がん”についてご説明いたします。
わたしもケアマネージャーとして膵臓がんに羅漢した高齢者の方を担当することが時としてありますが、すでに末期ガンでターミナルケア(苦しみをできるだけ緩和しながら余命を過ごしてもらうケア)である場合が多いです。
そもそも膵臓とはどのような役割を担っているのでしょうか?
主な役割は2つあります。
1つは、『膵液』という消化液を分泌することです。
膵液の中には多くの消化酵素が含まれており、食べ物の消化を助けます。
もう1つは、『インスリン』などのホルモンを分泌し、血糖値を一定濃度にコントロールする働きです。膵臓がダメージを受けたり、疲弊してインスリンの分泌が低下すると、血糖値が上昇し、糖尿病を招くことはよく知られています。
1. 膵臓がんの概要
膵臓は胃の裏側に横たわるようにある比較的小さな臓器です。
膵臓がんは早期発見が非常に困難な上に進行が早いため、発見された段階ですでに進行がんであることがほとんどで、極めて予後が悪いとされています。
2. 主な症状
●早期には特徴的な症状はありません。
●早期発見が難しい上に、進行が早いです。
●胃の周辺や背中が重苦しい、背中が痛い、お腹の調子が良く無い、食欲がない、体重の減少など漠然とした症状を訴えることが多いです。
●黄疸(外見が黄色くなる状態)が出ると、白目が黄色くなったり、体が痒くなったり、尿の色が濃くなったりします。
●60代から増え始めて、高齢になるほど、羅漢率が高くなります。
●羅漢率は、死亡数とほぼ同じで、生存率が低いです。
3. 原因
●慢性膵炎:アルコール性の慢性膵炎が多いです。
●糖尿病:血糖コントロールの悪化や体重減少、食欲不振、家族歴(家族などの病気や既往歴)のない糖尿病の発症など。
●肥満:肥満に至る食生活(高脂肪・高カロリーな食事など)。
●喫煙・飲酒。
●遺伝的要素もあると言われています。
4. 治療方法
●がんの広がりや全身状態などを考慮して、手術療法、化学療法(抗がん剤治療)、放射線療法のうちの1つ、あるいは複数を組み合わせた治療を行います。
●がんの影響で胆汁の流れが悪くなり、肝機能障害や黄疸、胆管炎が起きた場合には、書く症状に応じた適切な治療を行います。
特に胆管炎は急激な血圧の低下を引き起こすことがあり、、注意が必要です。
5. 今日のまとめ
このように膵臓がんは生存率が低い恐ろしい病気です。
膵臓は血糖値を下げるインスリンを分泌しているため、異常が起きると血糖値が急上昇します。
早期発見の難しい膵臓がんでは、あらかじめ血糖値の把握をしておくことがポイントになります。
今日はこれまで。
引き続きよろしくどーぞ!
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