マンモグラフィー検査とは?『乳がんの早期発見』に役立つX線検査の一種です

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こんにちは、ふみーずステディです。

東京都江戸川区にて現役在宅ケアマネージャーとして単独居宅支援事業にて勤務しております。

 

今回は乳がんの早期発見に役立つX線検査の一種である『マンモグラフィー検査』の概要を記事にいたします。

 

1. 乳がんとは?

はじめに乳がんの概要についてご説明したいと思います。

乳がんとは、乳房(にゅうぼう)にある乳腺(にゅうせん)にできる悪性腫瘍です。

乳房のほとんどが母乳をつくる乳腺でできています。そして乳腺は乳頭を中心に15~20の乳腺葉で構成されていて、乳腺葉は母乳をつくる「小葉」と小葉でつくられた母乳を乳頭まで運ぶ細い枝状の「乳管」とに分かれます。

乳がんの約95%以上が乳管の上皮細胞にできる乳管がん約5%が小葉にできる小葉がんです。

 

 

胸部断面図

 

 

全国がん罹患推計の最新年は2012年。

これらのデータは国立がん研究センターがん情報サービス「がん登録・統計」より入手可能です。

28府県の地域がん登録データに基づく2012年の推計値によると,女性の癌罹患数は361,268人,うち乳癌は73,997人でした。これは全部位の20.5%を占めることになりますが、女性の癌の中では最も羅漢率の高い部位となります。

 

少し分かりづらいのですが、リンクから統計データがダウンロードできます。

 

2. マンモグラフィー検査のしくみ

マンモグラフィー検査とは乳房専用のレントゲン検査(乳房X線検査とも呼ばれています)で、乳房内に異常がないかを調べることができます。

主に乳がんの有無を調べる検査として、広く行われています。

少ない放射線の量で安全に乳がんの検出ができます。*リスクはあります。

触診やCT検査、MRI検査なども行われますが、諸検査の中でも最も小さな異常を見つけることができるのが、この『マンモグラフィー検査』です。

検査方法は、プラスチック製のプレートで乳房を上下あるいは左右から挟み込んで固定し、上下左右4方向からX線を当てます。

この検査で使用するX線は、軟X線といい通常のX線よりも波長が長く、透過力が弱いという特徴があります。通常のX線だと軟らかい組織をきれいに映し出すことができませんが、軟X線を使用すると、軟らかい組織内の極めて小さな腫瘍やしこりなどの撮影が可能となります。

検査時間は、10分程度です。

 

 

3. 必要に応じて行う追加検査

もし乳がんや乳腺症などの異常がある場合は、画像に白い影として映し出されます。

マンモグラフィー検査の結果、乳がんの可能性が疑われたときは、超音波検査CT検査などを追加で行ったり、乳房の組織を少量採取して病理検査を行ったりして病状を確定します。

なお、マンモグラフィー検査はX線(少量ですが放射線を発する)を使用するため、妊婦や妊娠の可能性がある人には適していません

また、放射線被曝の恐れがあることから、検診の場合は1~2年に一度のペースで受診するのが望ましいとされています。

 

 

 

4. 自己検診で乳がんチェック

乳がんは、身体の表面近くに発生するため、自身で観察したり触ったりすることによって発見しやすいガンです。

乳がんの60%以上はセルフチェック(自己検診)によって発見されています。

 

 

5. 乳がん検診の流れ

乳がんの検診はいつ、どんなタイミングでするべきなのか内容を確認して、自分にあった検診を受けましょう。

女性のガンの中でも女性が最もかかりやすいガンですので定期的に自己検診、医療機関での検診を行うように心がけましょう。

 

 

検査の費用

自治体や医療機関によって異なりますが、概ね以下の金額が相場となるでしょう。

【マンモグラフィー検査(X線検査)】

5,000円程度

【超音波検査(エコー検査)】

4,000円程度

 

6. 今日のまとめ

女性がかかりやすいガンの部位一位が『乳房』です。

続いて『大腸』、『胃』、『肺』、『子宮』の順番です。

 

【乳がん】は早期発見すれば死亡率を10%以下に抑えることができるガンなので定期的な検診をするよう意識するようにしてください。

 

今日はこれまで。

引き続きよろしくどーぞ!

 

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