人工透析(腹膜透析)とは? どのような患者が対象?注意点は?
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こんにちは、ふみーずステディです。

東京都江戸川区にて現役在宅ケアマネージャーとして単独居宅支援事業にて勤務しております。

今回は”人工透析(腹膜透析)”についてご説明いたします。

 

人工透析は、腎機能の低下により溜まっていく老廃物や水分を排出するために行います。

ここでは、主に在宅で行う腹膜透析について記事にしたいと思います。

 

1. 人工透析(腹膜透析)の概要

腹膜透析は、自分自身の腹膜を透析膜として利用する透析方法で、持続携帯式腹膜透析(CAPD)と、夜に機械(自動腹膜透析装置)を使って自動的に行う自動腹膜透析(APD)があります。

【持続携帯式腹膜透析(CAPD)】

1日に3~5回、透析液を交換(バッグ交換)する方法です。

1回の交換にかかる時間は約30分で、朝、昼、夕方、寝る前などに行います。

【自動腹膜透析(APD)】

1日1回、夜間に就寝にしている間に自動腹膜透析装置を使って自動的に行う方法です。

昼間の時間を有効に使え、社会生活への影響が少ないメリットがあります。

 

2. 対象者

腎不全により、自己浄化できなくなる場合に適用されます。

透析を開始する疾患としては、糖尿病性腎症、慢性糸球体腎炎があります。

 

 

3. 注意点

透析後も引き続き十分なエネルギーを取るとともに、水分と塩分、カリウム、リンを控えるなどの食事療法の自己管理が重要です。

ゆっくり治療を行うため、高齢者にも適した治療と言えます。

ただし、無菌操作が基本となり、不潔な操作やカテーテルの出口部の手入れを怠ると腹膜炎やカテーテル周囲の感染症を引き起こしてしまうため、本人が操作できない場合は、家族や訪問看護などの介助が必要となります。

 

 

4. 今日のまとめ

腹膜透析の導入にあたっては、事前に入院が必要となり、腹膜透析に関する知識、バッグ交換などの手技、緊急時の対応などについての教育が医療スタッフから行われ、治療が続けられる体制を作って退院となります。

 

今日はここまで。

引き続きよろしくどーぞ!

 

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