こんにちは、ふみーずステディです。
東京都江戸川区にて現役在宅ケアマネージャーとして単独居宅支援事業にて勤務しております。
居宅支援事業所のケアマネ業務について業務効率化の方法をご紹介していますが、前回の【残業なし業務効率化②】ではエクセルのデータ規則入力を活用したアセスメントシート編をご紹介しました。
今回はアセスメントシート同様、エクセルで作成した”担当利用者管理一覧”を活用してモニタリングや担当者会議等の管理方法をご紹介いたします。
業務の漏れを防ぐためのチェック表としても活用できるのでご活用いただければと思います。
1. 担当利用者管理一覧
こちらが実際に使っている雛形です。
customer-management-sheet
↑文字が小さいので、ズームアップしてご覧ください。
【介護度】 要支援は、”支援〇”、要介護は”数字のみ”入力します。
【訪問日】 モニタリング訪問日を入力します。予定が決まったら入力します。
【利用表】 次月の利用表の印鑑をもらい回収したら、”〇”を選択します。データ規則入力のリストで選択にします。
【モニタリング】 モニタリングが完了したら、”完了”と入力します。こちらもデータ規則入力です。
【アセスメント】 担当者会議に伴い、アセスメントシートが必要なので作成していれば”〇”を入力します。こちらもデータ規則入力です。
【担当者会議】 担当者会議の日程、実施日を入力します。
【短期目標期限】 ケアプラン2票の短期目標の期日最終月を入力します。該当月に担当者会議を開催するので、前月のモニタリング訪問時に『翌月に担当者会議の開催します』と利用者に伝えます。対象者には色付けした方がわかりやすいです。
【住所】 住所を入力します。移動時間効率化のため近隣同士で訪問スケジュールを組んでください。
【介護保険有効期限】 認定期間の最終月を入力します。2か月前から認定の更新申請が可能なので最終月の前々月のモニタリング時に”介護保険被保険者証”を預かります。そして翌月に申請代行します。こちらも対象者に別の色で色付けするとわかりやすいです。
【備考①】 連絡先の注意事項など入力します。
【備考②】 訪問時に確認することなど入力します。
適宜各項目の入力を忘れないようにして、毎日確認してください。
自社で活用している介護ソフトの使い勝手が良ければ介護ソフトで管理するのも良いでしょう。
活用方法
月末(翌月のモニタリングや担当者会議、アセスメントの日程など)や月初に各々の担当利用者様の1ヶ月の訪問や会議の有無を入力します。日程がすでに決まっている方、これから調整する方がいらっしゃいますが、決まり次第入力していくようにしてください。
そして勤務当日(前日でもOK)行動する前に当帳票を確認します。
モニタリング訪問の際は、【備考②】で確認事項をチェック、利用表を2部(事務所用と利用者用)用意します。
モニタリング訪問の完了後は、すぐに【利用表】に”〇”、【モニタリング】に”完了”を選択します。
担当者会議の開催月であれば、事前にアセスメント(原則としてプランが開始する前月にアセスメントが必要)が必要です。アセスメント作成後に【アセスメント】に”〇”を入力、担当者会議に関しては開催予定日を入力しておきます。
担当者開催後は、各事業所に議事録(作成は義務ですが、送付は任意です)や押印いただいたケアプランの送付をします。
翌月に短期目標が切れる、介護認定が切れるという利用者は色付けすると、わかりやすいです。
事前に担当者会議の案内をしたり、認定申請代行のため介護保険被保険者証を預かったり、効率的に済ませられるよう可視化することが肝要です。
【住所】で近隣に住んでいる利用者同士で並べるようにすると物理的に訪問する順番を決めやすくなります。利用者宅から他の利用者宅へ移動するのに、近隣利用者同士で訪問の日程を組めば効率的な訪問が可能です。
入室時間や退室時間が多少ずれてしまうことがあるので、事前にアポを取る際は、おおよそ何時ごろに訪問すると利用者や家族に伝えるようにしましょう。
明確な時間を言いきらない方が、時間が押してしまったり、反対に早まったりしたとき、都度連絡することを回避できます。
大幅にずれる場合は、事前に連絡しては早めの入室打診や遅れる旨を連絡しましょう。
2. 今日のまとめ
3つのポイント!
- 毎日”担当者管理一覧”を確認し、予定や実施後はすぐに入力する
- 利用表、アセスメント、担当者会議、認定申請など漏れのないようにする
- 近隣同士の利用者訪問で移動時間短縮、訪問時間は幅を持たせる
そして1度の訪問でできることは全て完了させるよう意識しましょう。
今回は【利用者管理一覧の活用方法】についてでした。
次回は【残業なし業務効率化④】をご紹介いたします。
引き続きよろしくどーぞ!
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