
こんにちは、現役ケアマネジャーのふみーずです。東京都内にて在宅ケアマネジャーとして居宅支援事業所で勤務しております。
「同じ話を何度もされて、つい強い口調になってしまう」
「やって当たり前、感謝もされない」
「イライラした自分に、あとで自己嫌悪…」
こうした気持ち、介護をしていれば誰にでも起こります。この記事では、介護のイライラとの付き合い方を、現役ケアマネの視点でお伝えします。まず知ってほしいのは、イライラする自分を責めなくていいということです。
なぜイライラするのか(あなたのせいではない)
認知症の方の「同じ話の繰り返し」や「指示が通らない」のは、病気の症状であって、本人のせいでも家族のせいでもありません。それが分かっていても、毎日・長時間そばにいると、感情がついていかないのは自然なこと。理屈で抑え込もうとするほど、かえってつらくなります。
まずは「イライラして当然」と、自分に許可をあげてください。
付き合い方① 認知症という病気を「理解する」
受け止め方を少し変えるだけで、楽になることがあります。たとえば同じ話の繰り返しは「不安の表れ」であり、さっきのことを忘れてしまう病気だと知ると、「何度言えば…」という気持ちが少しやわらぐことがあります。正そう・説得しようとせず、受け流す・話を合わせるほうがお互いに穏やかでいられる場面もあります。
付き合い方② 自分の時間を確保する
いちばん大切なのが、介護から離れて自分の時間を持つことです。ずっと一緒だと、どうしても限界がきます。デイサービスやショートステイ(レスパイト)、サービスの追加で「離れる時間」を意図的に作りましょう。数時間でも一人になれるだけで、気持ちのゆとりが戻ってきます。
保険のサービスだけでは時間が足りないときは、自費の訪問介護・付き添いで「自分の時間」を確保する方法もあります。
「少しだけ離れる時間がほしい」ときは、自費の訪問介護・付き添いを使って自分の時間を作る方法もあります。
付き合い方③ 抱え込まず、相談・分担する
一人で抱えるほどイライラは募ります。家族で分担する、担当ケアマネや地域包括支援センターに相談することも大切な対処です。気分の落ち込みや眠れない状態が続くときは、介護うつのサインかもしれません。早めに医療・専門の窓口へ相談してください。
よくある質問(Q&A)
Q1. つい怒鳴ってしまい、自己嫌悪です。
A. 多くの家族が経験しています。自分を責めるより、離れる時間を作ることが先決。ケアマネに相談を。
Q2. 同じ話、どう返せばいい?
A. 正論で訂正するより、いったん受け止めて話を合わせるほうが穏やかに済むことが多いです。
Q3. もう限界かもしれません。
A. それは大切なサインです。関連記事「在宅介護の限界サイン」も参考に、早めに体制を見直しましょう。
まとめ
- 介護のイライラは自然なこと。自分を責めない
- 認知症は病気=本人のせいではない。理解すると受け止め方が変わる
- いちばんの対策は「自分の時間を確保する」(レスパイト・サービス活用)
- 抱え込まず相談・分担。落ち込みが続くなら専門窓口へ
(参考:認知症の理解と家族支援/厚生労働省。気分の落ち込み等が続く場合は、かかりつけ医・地域包括支援センター等にご相談ください。)
最後までお読みいただきありがとうございました。
イライラするのは、あなたが一生懸命だからです。どうか自分を責めず、離れる時間と頼れる先を持ってください。現役ケアマネとして、皆さまのお役に立てる情報を引き続き発信していきます。不安や疑問があれば、お住まいの地域の地域包括支援センターや担当ケアマネージャーにもお気軽にご相談ください。
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