
※この記事はアフィリエイト広告(PR)を含みます。現役ケアマネとして家族から受けた相談や現場での経験を基に、誠実に解説しています。
こんにちは、ふみーずです。
東京都内にて現役在宅ケアマネージャーとして居宅支援事業にて勤務しております。
「ケアマネージャーって料金がかかるの?」
「介護保険でケアマネを使うといくら払うの?」
「ケアマネは無料って聞いたけど本当?」
このような相談を、私はケアマネとして担当する家族からよく受けます。
結論からお伝えすると、ケアマネージャー(居宅介護支援)の利用料金は完全無料です。
ただし、ケアマネが調整する「他の介護サービス(訪問介護・デイサービス・福祉用具レンタル等)」には原則1割負担がかかります。さらに、デイサービスの食事代やショートステイの宿泊費など、介護保険外の実費負担も発生します。
この記事では、現役ケアマネの視点から以下の内容を整理して解説します。
- ケアマネ利用料金が「完全無料」の仕組み
- なぜケアマネは無料なのか(公正中立を守るため)
- 注意!他の介護サービスには1割負担が発生
- 意外と見落とされがちな実費負担(食事・宿泊費等)
- 介護保険外サービスの料金
- 料金トラブルを避けるためのチェックポイント
介護サービスを利用する前に、料金体系を正しく理解しておきましょう。
1. 結論:ケアマネージャーの利用料金は完全無料
居宅介護支援は10割が介護保険で支給される
ケアマネージャー(介護支援専門員)の業務である「居宅介護支援」は、介護保険から10割(100%)支給されるため、利用者の自己負担はありません。
つまり、ケアマネを利用するために、利用者が支払う料金は一切ないのです。
地域包括支援センター経由なら最初から無料を知っているケースが多い
ケアマネが家族に「料金はかかりません」と説明する場面はあまり多くありません。なぜなら、多くの方は地域包括支援センター(熟年相談室)からケアマネを紹介される段階で、無料であることを知っているからです。
無料サービスは介護保険サービスの中で「居宅介護支援」だけ
介護保険サービスは数多くありますが、利用者の自己負担がゼロなのは「居宅介護支援(ケアマネ業務)」のみです。
それ以外のサービスは、原則1割負担が発生します。
2. なぜケアマネは無料なのか — 「公正中立」を守るため
ケアマネ利用料金が無料なのには、明確な理由があります。
ケアマネは利用者の代理人として動く立場
ケアマネージャーの役割は、利用者と介護サービス事業所を結ぶ「橋渡し」です。
- 利用者の状態をアセスメント
- 必要なサービスを提案
- ケアプランを作成
- 事業所との調整
- モニタリングと見直し
これらは利用者の利益を最優先する立場で行わなければなりません。
料金が発生すると「公正中立」が崩れる
もし利用者がケアマネに料金を支払う仕組みだった場合、「お金を払ってくれる利用者の希望を最優先する」という偏った判断が起こりうるため、本来の専門職としての判断が歪む可能性があります。
そこで国は「ケアマネは利用者から料金を取らず、保険から全額支給する」仕組みを導入することで、ケアマネが公正中立な立場でサービス選定できるようにしているのです。
税負担で成り立つサービスであることを忘れない
ケアマネ業務が無料であるのは、国民の税金と保険料によって支えられているからです。
「無料だからどんどん使う」ではなく、「税負担で成り立つサービスであり、ケアマネは公正中立に判断している」ことを理解いただけると、私たちもより質の高い支援を提供できます。
ケアマネとして利用者・家族にお伝えしているのは、「特定のサービス事業所を斡旋するのではなく、ニーズに合うサービスを公正に選定する」という立場です。
3. 【注意】ケアマネ以外の介護サービスには「1割負担」が発生
ここからが特に重要なポイントです。
ケアマネ利用は無料でも、ケアマネがケアプランで提案する各種サービスには「原則1割負担」が発生します。
主な介護保険サービスと自己負担
- 訪問介護(ホームヘルプ):原則1割負担
- デイサービス(通所介護):原則1割負担
- 訪問看護:原則1割負担
- 訪問リハビリ:原則1割負担
- 福祉用具レンタル:原則1割負担
- ショートステイ(短期入所):原則1割負担
- 住宅改修:原則1割負担(上限20万円のうち)
所得により2割・3割負担になる場合も
介護保険の自己負担割合は、利用者本人の所得によって変わります。
1割負担:一般的な所得の方
2割負担:一定以上の所得がある方
3割負担:現役並み所得の方
実際の負担割合は「介護保険負担割合証」に記載されています。介護認定を受けた方には毎年送付されますので、ご確認ください。
具体例:要介護2の方のケース
要介護2の月額利用限度額:約197,050円(区分支給限度基準額)
例えば限度額いっぱい利用した場合の1割負担:約19,705円/月
実際には限度額の8割程度(約157,000円相当のサービス利用)で1割負担:約15,700円/月のケースが多いです。
なお、ケアマネ業務(居宅介護支援)はこの限度額の外側にあり、料金カウントされません。
4. 意外と見落とされがちな「実費負担」
介護保険で1割負担になるサービスでも、「保険外の実費」が別途発生するケースがあります。これは家族が見落としがちなポイントです。
デイサービスでの実費負担
- 昼食代:1食 500〜800円程度
- おやつ代:1回 100〜200円程度
- レクリエーション材料費:数百円〜
- 送迎の特別対応料:個別対応がある場合
これらは介護保険の対象外なので、原則実費を支払う必要があります。
ショートステイでの実費負担
- 食事代:1日3食分の食費
- 居住費(宿泊費):個室・多床室で金額差あり
- 日用品費(パンフレット・ティッシュ等)
- 理美容費:施設内サロン利用時
所得に応じて「負担限度額認定証」で食費・居住費の上限が設定される制度もあります。担当ケアマネに相談しましょう。
訪問介護での実費負担(限定的)
訪問介護は基本的に保険でカバーされますが、以下の場合は実費発生:
- 遠方への買い物代行:交通費が別途
- 介護保険外サービス(庭の手入れ等):自費
5. 介護保険外サービスは全額自己負担
ケアマネがケアプランに組み込めるのは介護保険サービスのみです。それ以外のサービスは全額自己負担になります。
介護保険外サービスの例
- 家事代行サービス(介護保険対象外の家事)
- 民間の訪問サービス(散歩同行等)
- 配食サービス(民間業者)
- 緊急通報システム(民間)
- 見守りカメラ・GPS位置情報装置
- 有料老人ホーム(介護保険外部分)
これらは在宅介護を補完する重要なサービスですが、家族の介護負担軽減のためには有効活用したい選択肢です。
介護保険外でも、家族の負担を減らす民間サービスは多数あります。
ワタミの宅食:管理栄養士監修の宅配食。塩分・カロリー調整食も対応。
担当利用者・家族にも案内できる、信頼できる民間サービスです。
6. 料金トラブルを避けるためのチェックポイント
家族とケアマネ・サービス事業所の間で料金トラブルにならないよう、以下を意識しましょう。
① 契約時に「重要事項説明書」を確認する
すべての介護サービス事業所は、契約時に「重要事項説明書」で料金体系を説明する義務があります。
- 介護保険適用部分の1割負担額
- 介護保険外の実費(食事代等)
- キャンセル料
- 支払い方法
② 月末の請求明細を必ず確認
事業所から送られてくる明細書を見て、以下をチェック:
- 利用日数・時間が実態と合っているか
- 1割負担の計算が正しいか
- 実費負担の内訳
不明点があれば、すぐにケアマネまたは事業所に確認しましょう。
③ 介護保険負担割合証を毎年確認
毎年8月に新しい「介護保険負担割合証」が郵送されます。所得状況の変化で1割→2割→3割と変更されている場合があるので、必ず確認しましょう。
7. 困った時はケアマネ・地域包括支援センターに相談
介護サービスの料金で疑問や不安があったら、遠慮なく担当ケアマネージャーや地域包括支援センター(熟年相談室)に相談してください。
ケアマネが解決サポートする内容
- 料金体系の説明・確認
- 事業所との料金トラブル仲介
- 所得状況による負担軽減制度の案内
- 負担限度額認定証の申請サポート
- 高額介護サービス費の還付制度の案内
担当ケアマネが決まっていない方は地域包括支援センターへ
まだケアマネが決まっていない方や、介護保険の利用を検討されている方は、お住まいの地域包括支援センター(熟年相談室)にお問い合わせください。無料で相談に乗ってくれます。
8. ケアマネ・介護職を目指している方へ
ここまでケアマネの料金体系を解説してきましたが、ケアマネージャー(介護支援専門員)は需要が高く、転職市場でも評価されている職種です。
これからケアマネを目指している方、現職のキャリアアップを考えている方は、専門の転職支援サイトの活用もおすすめします。
9. 今日のまとめ
この記事の5つのポイント
- ケアマネージャーの利用料金は完全無料(介護保険から10割支給)
- ケアマネが無料なのは、公正中立な立場を守るため
- ただし、ケアマネ以外の介護サービス(訪問介護・デイサービス等)は原則1割負担
- デイの食事代・ショートの宿泊費など、介護保険外の実費負担もある
- 料金で疑問があれば、担当ケアマネ・地域包括支援センターに相談
最後までお読みいただきありがとうございました。
介護保険サービスは、利用者と家族の生活を支える重要な仕組みです。料金体系を正しく理解することで、安心してサービスを活用できます。
現役ケアマネとして、皆さまのお役に立てる情報を引き続き発信していきます。料金に関するご不安や疑問があれば、お住まいの地域の地域包括支援センターや担当ケアマネージャーにお気軽にご相談ください。
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