脳・神経系の基礎知識
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こんにちは、ふみーずステディです。

東京都江戸川区にて現役在宅ケアマネージャーとして単独居宅支援事業にて勤務しております。

 

今回は【脳・神経系の基礎知識】についてご説明していきます。

脳と神経の機能はとても重要ですが、非常に煩雑で分かりづらいと思います。

イラストと合わせて機能や相関関係を学んでいただければと思います。

1. しくみとはたらき

●神経系は中枢神経末梢神経からなります。

【中枢神経】

・中枢神経は脊髄からなります。

:大脳、間脳、小脳、脳幹からなり、全身の器菅、言語機能、運動機能を管理し、感情をつかさどり、記憶装置としても働きます。

脊髄:脳からの指令を末梢神経に伝達し、下界から受けた情報を脳に伝えます。

【抹消神経】

・末梢神経は脊髄から全身に広がる神経で、体性神経自律神経に分けられます。

体性神経:脳神経と脊髄神経からなり、様々な刺激を脳に伝えます。筋肉の運動や感覚器官に関与しています。

自律神経:意思とは無関係に動く器官(内臓や血管など)の管理を行っています。生命維持に必要な機能の制御に関与しています。

 

2. 加齢に伴う変化

【細胞の減少】

・脳の神経細胞、シナプス(神経と神経の結合部)、脊髄の細胞数が減少します。これらにより、老年期では脳の機能がわずかに低下します。

・大脳の萎縮はアルツハイマー型認知症の原因のひとつです。

【動脈硬化】

・脳血管では、血管が弾力性や柔軟性を失う動脈硬化が進行します脳梗塞脳内出血の原因となります。

・何度も脳梗塞になると脳血管性認知症を引き起こすこともあります。

高血圧症脂質異常症糖尿病は、動脈硬化を促進させます。

 

 

【その他】

・脳は最も多量に酸素や栄養素を必要とする臓器ですが、それらを供給するたえの脳血流量が低下し、記憶力などが落ちます

・末梢神経では情報伝道が遅くなり、感覚が低下し、反射が遅くなります。

3. 脳・神経のイラスト

神経系の構成

 

脳のかたち

 

間脳:嗅覚以外全ての感覚を大脳に中継します。自律神経の中枢があり、内臓の働きなどを制御します。

脳幹:生命維持に不可欠な呼吸や循環などをつかさどります。

大脳:本能、感情、記憶、思考、感覚をつかさどります。また言葉を話すことにも大脳が働いています。

小脳:姿勢と運動をつかさどります。大脳の運動命令を全身に伝えます。

脊髄と体性神経

 

脳神経(体性神経):頭蓋骨の隙間から出入りする左右12対の神経が直接脳と繋がっています。顔の皮膚・目・耳・鼻・舌などを支配しています。

脊髄神経(体性神経):脊髄から出ている末梢神経で、左右31対からなっています。四肢(両手と両足)、体幹(胸、腹、お尻など)を支配しています。

脊髄:26個の椎骨が連結してできている脊柱管の中にあります。ここから末梢神経である脊髄神経を出します。

 

4. 今日のまとめ

このように無意識に脳が指令して神経が伝達する役割を担いながら、我々は日常生活を送っています。人間にとって最も重要な臓器である脳・神経の機能を健全にさせるためには適切な生活習慣を維持することが肝要です。

 

今日はこれまで。

引き続きよろしくどーぞ!

 

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