
こんにちは、現役ケアマネジャーのふみーずです。東京都内にて在宅ケアマネジャーとして居宅支援事業所で勤務しております。
「介護と仕事の両立がもう限界。いっそ辞めようか」
「でも辞めたら生活はどうなる?」
「親の介護が終わったあと、自分はどうなるんだろう」
介護離職は、毎年多くの方が直面する重い選択です。この記事では、離職の前に知っておきたい落とし穴と、辞めずに乗り切るための手立てを、現役ケアマネの視点でお伝えします。
介護離職の落とし穴:辞めても楽にならないことがある
「辞めれば楽になる」と思いがちですが、現場で見ていると収入を失うことで、かえって生活が苦しくなるケースが少なくありません。介護そのものの負担は残るうえ、介護が終わったあとに、仕事も収入もない状態で社会に戻らなければならない——これがいちばん大変です。再就職は思うように進まないこともあります。
だからこそ「辞める」は最後の手段。まずは辞めずに続けられる方法を探しましょう。
手立て① 介護サービスを「フル活用」する
両立のいちばんの土台は、使える介護サービスをしっかり使うことです。日中をサービスでカバーすれば、仕事を続けやすくなります。
- デイサービス:日中の預かり・入浴・食事
- ショートステイ:泊まりで預かり(出張・繁忙期に)
- 訪問介護:身体介護・生活援助で在宅を支える
「ここまで使っていいの?」とためらわず、担当ケアマネに遠慮なく相談してください。組み合わせ方しだいで、両立できる形が見つかることは多いです。
手立て② 保険の隙間は自費サービスで埋める
介護保険のサービスだけでは時間や内容が足りないこともあります。そんなときは自費の訪問介護・付き添いサービスで柔軟に補うと、仕事を休まずに対応しやすくなります。「平日のこの時間だけ」など、ピンポイントで頼めるのが利点です。
「保険では足りない時間だけ」など、自費の訪問介護・付き添いで仕事との両立を支える方法もあります。
手立て③ 介護休業制度・職場への相談
介護休業制度など、仕事と介護の両立を支える公的な制度もあります。対象や日数・条件は勤務先や法令で定められているため、まずは勤務先の担当部署や公的窓口に確認してください。一人で抱えず、職場に状況を共有することも大切です。
もし「介護の仕事」に関心があるなら
介護を経験する中で「いっそ介護の仕事に就いて、働きながら知識を活かしたい」と考える方もいます。資格取得支援のある求人など、未経験から始めやすい職場も増えています。あくまで選択肢の一つとして。
介護の現場で働きたい・資格を活かしたい方へ。
よくある質問(Q&A)
Q1. 辞めるべきか迷っています。
A. まずは担当ケアマネに「仕事を続けたい」と伝えてください。サービスの組み直しで両立できる場合があります。離職は最終手段に。
Q2. 介護休業はどれくらい取れる?
A. 制度の対象・日数は勤務先や法令で定められています。勤務先の人事や公的窓口にご確認ください。
Q3. 誰に相談すればいい?
A. 介護の体制は担当ケアマネ・地域包括支援センター、仕事との両立は勤務先・労働相談窓口へ。
まとめ
- 介護離職は収入を失い、介護後の生活まで苦しくする恐れがある=最終手段
- まず介護サービスをフル活用して両立を目指す
- 保険の隙間は自費サービスで補う/介護休業など制度・職場も活用
- 「辞めたい」と思ったら、まず担当ケアマネに相談を
(参考:仕事と介護の両立支援・介護休業制度/厚生労働省。制度の詳細・条件は勤務先や公的窓口でご確認ください。)
最後までお読みいただきありがとうございました。
介護は、いつか終わりが来ます。そのとき自分の生活が残っているように、辞める前にできることを一緒に探しましょう。現役ケアマネとして、皆さまのお役に立てる情報を引き続き発信していきます。不安や疑問があれば、お住まいの地域の地域包括支援センターや担当ケアマネージャーにもお気軽にご相談ください。
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