こんにちは、ふみーずステディです。
東京都江戸川区にて現役在宅ケアマネージャーとして単独居宅支援事業にて勤務しております。
今回は”骨粗鬆症(骨粗しょう症)”についてご説明いたします。
骨粗鬆症とは骨がもろくなって骨折しやすい状態です。
骨粗鬆症治療の目的は、骨折を予防し骨の健康を維持することにあります。
1. 骨粗鬆症の概要
骨粗鬆症は自覚症状がないまま進行し、ささいなことでも骨折することがあります。
高齢になってからも十分な骨密度が保てるよう、骨代謝を盛んにしましょう。
2. 主な症状
●自覚症状がないまま進行します。
●骨がもろくなり、体重が加わるだけで潰れてしまうことがあります(圧迫骨折)。
●圧迫骨折が起こると背骨が丸くなったり、身長が縮んだり、背中や腰に痛みを伴ったりするが、痛みを伴わない場合もあります。
3. 原因
【原発性骨粗鬆症】
・加齢によるカルシウムが腸から吸収されづらくなり、骨密度が低下します。
・女性では、閉経で女性ホルモンの分泌が少なくなると急激に骨密度が低下します。
・無理なダイエットによる栄養不足により、骨密度が低下します。
【続発性骨粗鬆症(病気や薬の影響で二次的に起こります)】
・糖尿病、クッシング症候群、甲状腺機能亢進症、副甲状腺機能亢進症、ビタミンD不足、などにより、骨代謝に関するホルモンが不足したり、骨を作るのに必要な細胞などに異常が生じたりして骨量が減ります。
・ステロイド薬の長期服用(関節リウマチ、気管支喘息、膠原病などの自己免疫疾患など)による副作用で起こります(ステロイド性骨粗鬆症)。
4. 治療方法
●続発性の場合は、原疾患に対する治療を行います。
●骨折のリスクを軽減することを目標に、骨吸収を抑制したり、骨形成を促進したりする薬を使用します。
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- 乳製品
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- 大豆製品
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- 乾物
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- 魚介類
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- 葉物野菜
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- しらす干し
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- イクラ
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- 干しシイタケ
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- キクラゲ
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- ウナギ
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- イワシ
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- サケ
5. ご家族、支援者(ケアマネなど)が把握するべきポイント
●食事内容 ➡ カルシウムを含む食品の摂取が不足していませんか。
1日600-800mgのカルシウム摂取、タンパク質、ビタミンB、ビタミンKの多い食事を取ります。
●腰や背中の痛み ➡ 痛みの症状に伴う日常生活の支障はありませんか。
●室内の移動 ➡ 自宅の室内や台所、トイレ、浴室への移動で転倒危険な箇所はありませんか。
転倒すると骨折しやすいため、つまずいて転倒しないように室内の整理整頓や動線の確保を行います。
●適度な運動 ➡ ウォーキングなど日常的な運動習慣はありますか。
骨折のリスクを考慮しながら、日常生活での活動量や運動量を確保し、骨代謝を盛んにします。
●プロテクター(ヒッププロテクター)の着用 ➡ 骨折リクスが高い場合は、大腿骨頸部骨折の予防のため、股関節を保護するプロテクターをつけます。
●ステロイドの長期服用 ➡ 服用は継続していますか。
原疾患は治療していますか。
6. 今日のまとめ
80歳以上になると、ほとんどの人に骨粗鬆症があるといわれます。
店頭による骨折を予防する治療の他に、運動や食事の注意、転倒を防ぐための住環境の整備が重要となります。
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- 適正体重を維持し、低体重を帽子・改善します
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- カルシウムやビタミンD、タンパク質などが中心のバランスの良い食事を心がけます
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- ウォーキングなどの運動を日常的に行います
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- 禁煙・節酒をします
今日はこれまで。
引き続きよろしくどーぞ!