今日の失敗 【区分変更申請編①】
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こんにちは、ふみーずステディです。

 

今日の失敗は【区分変更申請】についてです。

区分変更申請は、利用者の要介護認定区分とADLが合致していない場合に申請します。

 

例えば、脳梗塞で半身まひを患っていてトイレも自力で行けない、ほぼ全介助の状態であるのにもかかわらず、要介護認定区分は要介護1で介護サービスを受けている場合などです。

 

現状の要介護認定区分より、明らかにADLが悪い状態と判断した場合、適切な認定区分に変更してもらうために区分変更申請を行います。

 

区分変更申請を行うと、再度認定調査実施、主治医の意見書の提出、そして有識者による介護認定審査会が開催されて要介護度が決定されます。

 

区分変更申請が時期尚早であった・・

 

担当利用者が入院してしまったため、特に状態が悪化している入院食後に区分変更申請の提案をした事例を紹介いたします。

 

基本情報概要

 

利用者は男性、妻と長男の3人暮らし。要介護1の認定区分。

疾患は脳梗塞により、軽度の左半身マヒがあります。

室内で利用する歩行器と自費ベッド、および付属品を貸与で利用しています。

 

 

失敗の経緯

 

事務所の電話が鳴りました・・・担当ケアマネが電話に出ると・・・

 

利用者の妻
お世話になります。○○ケアマネさんですか?実は主人が昨日入院しまして・・・
主人の状況が一転してしまいました・・

担当ケアマネ
具体的にご主人の状況を教えていただけますか?

利用者の妻
熱発にて入院してしまったのですが、他の方が見たら重度の認知症患者かと思われてしまう状態です。
今いる場所もわからないようで「家に帰りたい」の一点張りです。
質問をしても理解力がおとろえてしまったようでトンチンカンな答えが返ってきます。
トイレも自分で行けなくなってしまい、このままでは家に戻れないです。

担当ケアマネ
その状況では自宅に戻られた後は、奥様一人での介護は厳しいのではないでしょうか?ヘルパーさんや他の介護サービスの導入を検討する必要がありますね。
今は要介護1なので区分変更申請をして複数の介護サービスの利用に備えませんか?サービス量によっては限度単位を超過してしまうかもしれません。

利用者の妻
そうですね。お願いいたします。
そして数日後・・・

認定調査員(担当ケアマネ)
利用者さんこんにちは。本日は担当ケアマネとしてではなく、区からの委託で認定調査員として参りました。
30分~40分程度お時間いただけますか?

利用者本人
こんにちは、わざわざ来てもらって申し訳ないね。今起き上がるからちょっと待っててね。

認定調査員(担当ケアマネ)
あれっ 奥様から聞いていた状態よりお元気そうだな・・
その後、40分前後で認定調査の聞き取りは完了して翌日には区役所に提出しました。
翌日・・・

 

事務所の電話が鳴りました・・・担当ケアマネが電話に出ると・・・

 

利用者の妻
今日主人が退院いたしました。熱も下がって退院しても大丈夫と先生からお話がありましたので。

担当ケアマネ
そっ そうですか!退院おめでとうございます。
トイレには行けていますか?お食事はできていますか?

利用者の妻
トイレは何とかポータブルでできています。食事はベッド横にテーブルを置いて自分で食べることはできています。何とか私一人でできそうです。

 

 

結果

 

退院直後は介護サービスの追加なしで退院前同様に奥様が介護をすることになりましたが、担当者会議では妻が入浴介助をするのために浴室の福祉用具の購入につながりました。

しかしながら想定していた大幅なADLの低下にはならず、ヘルパー導入やデイサービスの利用に結び付きませんでした。

 

 

今日のまとめ

 

ADL低下により、介護サービスの見直しや追加を想定したために区分変更申請の提案をしましたが、要介護1でも単位数が不足しないサービス内容に落ち着きました。

結果的には利用者や家族にとってあまりメリットがない区分変更になってしまいました。

 

反省ポイント

◎入院直後の状態は特に悪くなることを想定するべきだった

◎看護師さんなど医療職の見解をヒアリングするべきだった

◎退院後、日常生活に戻った場合、ADL元の状態に戻ることを想定するべきだった

今回の区分変更申請ですが、大きな失敗とは呼べないかもしれませんが、上に記載したように事前にやるべきことがあったと反省しています。
業務効率化や生産性向上の観点から反省すべき点は多かったように思います。
【今日の失敗】が皆様の参考になればうれしいです。
また次回!
よろしくどーぞ!!
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