ケアマネージャーはAI(人工知能)に代替されてしまうのか?
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こんにちは、ふみーずステディです。

 

AI(人工知能)で多くの人間の仕事が代替される・・・と専門家は予測しています。

民間企業や公的機関で定型業務を自動化する大流行のソフトウェア【RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)】がある。

2018年にRPAの国内市場規模が約418億円に上り、19年度以降も1割~3割増しの成長が続くと推計されている。

 

RPAとは定型業務(単純作業)を自動化することです。詳しくはリンクにて。

 

1.AIが得意としていること

 

1980年代にインターネットが誕生してから30年の月日が流れました。

AI(人工知能)、ロボット、IOT(モノのインターネット)などテクノロジーの最新技術の言葉(全部横文字でなんのこっちゃです・・)を毎日のように耳にするようになりました。

様々な業界で業務効率化や利便性の向上で注目・活用され始めています。介護業界は年齢層が高くアナログな慣習が強いのでAIやIOTなど別次元の問題と思われている方も多いかと思います。

そんな中、テクノロジーの進化を避けては通れないと関心を持っている業界人も多くなってきたと感じます。

AIの技術がこのまま進んでいったらケアマネの業務はAIに代替されてしまうんじゃないかと一部のケアマネの中で懸念されています。

 

アンケートではAI(人工知能)はケアマネの味方だと回答している方が大半ですが、一部のケアマネはAIに代替されると懸念されているのも事実。

 

そもそもAIって何が得意で何が不得意なのだろう?という疑問が頭に浮かびます。

AIが得意としているのは、画像診断やビッグデータの分析、単純作業の自動化などがあります。

不得意なのは人間特有の感情や表情を読み取る、対人で交渉を行う、様々な質問をして信憑性のある情報を人から取得するなど数字だけでは予測できない判断は厳しいようです。

 

2.AIはケアマネ業務を代替できるのか?

 

ますはケアマネの業務を分解してみよう。

ケアマネの担当する利用者数は約40件。利用者と面談し情報収集、利用者に最適と思われる複数のプランを提案し、利用者に同意をもらい、ケアプラン(居宅サービス計画書)を作成、福祉用具やデイサービスなどサービス事業所の調整を行い、関係事業所を招集し担当者会議を開催、各種専門家の意見を取りまとめて、再度適切かどうかの検証、はれて介護や医療サービスをスタートです。

その後も定期的に利用者を訪問し、現状のサービスが適切か満足度は高いかを確認し、必要であればプランの改善に向けて調整する。高齢者は『世話になって申し訳ない』という感情を持つ場合もあるので、本音を吐露してもらえるようケアマネのコミュニケーション力や傾聴力などの技術は必要となります。事故やトラブル、クレームが発生した際は迅速かつ冷静な判断、対処が必要になりますね。

各事業所のサービス実績を予定と突合し、間違いや不正がないかチェック機能を担う。そして国保連へ給付管理表の提出(請求業務)を行う。

 

AIができそうなこと

 

要介護度別、ADLの状況、疾患などの医療情報、趣味嗜好、本人や家族の望む生活など様々な状態やプラン実績のデータベースが構築されれば、アセスメント結果を入力後、適切な介護目標やサービス内容の候補を提示するなんてことができそうですね。

 

地域のサービス事業所の情報、特徴などをデジタルで管理し最適な事業所の検索や調整も可能になると考えられます。

各事業所の予定と実績の突合や請求業務もAIの技術で代替できそうです。

今後ケアマネのプラン料金に利用者の自己負担が発生する可能性が高いですが、顧客請求業務もAIが代替できるのではないでしょうか。

 

AIにはできそうもないこと

 

相談援助やアセスメントなどの情報収集はAIが不得意な分野ではないでしょうか。対面で感情や表情を読み取りながら信頼関係を構築し、心の部分の支援はとても重要なポイントです。定量的な分析や自動化は得意ですが、心を読み取ったり、判断することは厳しいようです。

 

内向的な性格の利用者をデイサービスの利用によって交流機会を作りたいと家族は希望していたとします。そして家にいる時間が長く、テレビばかり見ていて、今のままでは認知症になってしまう可能性が高いと専門家は判断するとします。

その場合、利用者が本当は行きたくないデイサービスに関心を持ってもらうためのコミュニケーション・促しが必要になります。一度や二度のアプローチでは難しいかもしれませんし、デイを薦めるタイミングを観察する必要があります。このような交渉もAIには難しそうですね。

 

結論

 

ケアマネはAI(人工知能)に代替されるのか?の回答としては、一部は代替可能であり、一部は代替不可能であろうです。

人の感情を見抜いたり、信頼関係を醸成して本音を引き出し、本質的な情報や要望をヒアリングできるのは人ではないでしょうか?

書類作成や豊富なビッグデータを分析したり、最適なプランを選定することは人間よりAIが得意です。そこはAIが代替することになりそうです。

現状のケアマネ業務の中には無駄な部分がたくさんあると考えています。それらの無駄を省くことやAIの力を利用して効率化や最適化をすることによって、サービスの質を向上させることは大切です。

また、労働人口の減少、高齢者の増加によって、ケアマネ一人が担当する上限人数は増えてくるのではないでしょうか。割愛できる事務作業はAIに任せて、人間にしかできない本来のケアマネジメントを行うようになってくるのではないでしょうか。

 

3.他の職業はどうだろう?

 

たとえば医者はどうでしょうか?

AI導入に伴って影響を受けるのは、診療科によっても異なりそうです。

 

放射線科医の場合、画像診断が主業務。画像診断はAIの得意分野です。

X線画像、CTやMRI画像を月に3000枚以上確認している放射線科医によれば、現状では一次診断の画像チェックに膨大な時間を費やしている。AIによる自動化が実現すれば、2次診断以降に業務を絞っていけるのでAIが力になってくれるとのこと。

 

人の心を扱う精神科はAIが不得意なので難しそうです。

 

外科医の場合、自動手術に関してはまだAIが介入するのは難しいようです。人間の体内は複雑で、AIにはリンパ管と血管、動脈と静脈の区別もできないとのこと。

最先端の手術支援ロボット『ダビンチ』は胸部を切開せずに数ヶ所の穴を開けるだけで手術が可能です。人間の手よりも精密に動作できる技術は外科分野で効果的ですが、操作するのは人間です。

 

精密な動作ができますが、操作するのは医師です。

 

4.まとめ

 

ケアマネだけでなく、医者やその他の職業でも同じことが言えそうです。

職業は様々な業務から構成される積み重ねです。部分部分でAIが代替できる業務、または得意な業務があるので、コストさえ見合えば、代替されていくことは必然でしょう。

 

時代の流れに逆らわず価値ある仕事をしていけば人間はAIに仕事は奪われないと考えます。

そして今は存在しない新たな職業がどんどん現れるでしょう。

 

それでは次回よろしくどーぞ!

 

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