生産性向上だけじゃない?幸福度を上げるためには”働き方改革”が必須
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こんにちは、ふみーずステディです。

ケアマネ業をやっていると本当に人手不足を痛感いたします。

厚労省の推計では高齢者人口の増加に伴い、2025年に34万人の介護人材が不足すると予測しています。

少子高齢化の日本では働き手の減少を根本的に防ぐことは厳しいので、制限がある人材も積極的に受け入れられる環境を作り、ダイバーシティ化していくことが企業にとっては避けられないのではないでしょうか。

 

 

 

1.なぜ”働き方改革”が必要なのでしょうか?

働き方改革がなぜ必要かというと究極的には自分を含めた社会全体の幸福度を向上させるためです。

長時間労働と子育ての両立は難しい→働くか子を産むかの取捨選択→出産の先送り→出産適齢期の女性減少→将来的に人口が増えない→年金などの社会保障費の払い手が激減する→財政破綻まっしぐらとなります。

このまま手を拱いていては日本の未来がくらーいことは容易に想像できます。

 

男性を含めた長時間労働の是正が必要

長時間労働の是正は、女性だけの問題では決してありません。

厚労省が同じ夫婦を11年追跡調査したデータを引用すると、一人目の子供が生まれた際に夫の帰宅時間が遅い、夫の家事育児時間が短い家庭ほど二人目以降が生まれていないという結果が出ています。

休日の場合ですが、夫が6時間以上育児や家事に参画した場合、8割以上の家庭で第二子が生まれています。

反対に夫の育児家事の時間がない家庭では第二子が生まれる家庭は1割強と8倍近くの差が生じています。

男性を含めた長時間労働社会が一人目の育児を妻にとって孤独で辛いトラウマ体験にしてしまうことが真の少子化の原因となると言えるかもしれません。

働き方改革が必要な理由、夫の育児家事の手が妻の孤立感や辛いトラウマを軽減し、少子化の回避、社会全体の幸福度につながることになります。

女性の労働時間の配慮が重要でなく、社会全体の長時間労働の是正が少子化の危機から日本を救うことになるといえます。

日本の少子化対策が失敗した理由は、男性の手は家事や育児に必要であるということを受け止めずに、夫の育児家事の参画時間を増やせるような施策を作れなかったからといえるのではないでしょうか。

 

ケアマネの場合は長時間労働を回避しやすい職種といえます。なぜならば、自身の裁量でスケジュールや休日の調整ができるからです。

訪問介護事業所でサ責や管理者を実務経験で積んでいましたが、ヘルパーさんの休みが出た際に急遽代わりに利用者宅にサービスに訪問したり、定期のヘルパーさんが決まらない場合は常勤職員で休日返上で出勤しなければならなかったり、自身の裁量で決定できないことも多々ありました。

訪問介護に比べれば圧倒的にケアマネの方が残業や休日の調整はしやすいです。

 

 

生産性の向上のために働き方改革は必要

厚労省健康づくりのための行動指針2014を引用すると、人間の脳が集中力を発揮できるのは起床後12時間〜13時間が限界であるという結果が出ています。そして起床後15時間をすぎた脳は酒酔い運転と同じくらいの作業能率に低下します。

残業を推奨するということは、酒酔い運転レベルの集中力の社員に1.251.5倍の割り増し賃金を支払っていることになります。利益が出ない、斬新な発想も出ない、業績が上がらない働き方となります。

脳の集中力が高い起床直後に創造性を必要とする重要な仕事をすることが生産性の高い仕事に繋がるといえます。

また、ペンシルバニア州立大学の睡眠学者の研究結果によると、6時間睡眠と8時間睡眠の2グループを観測したところ、6時間の睡眠グループでは、酩酊と同じくらいの能力低下が観測されました。日本人の平均睡眠時間は6時間半程度ですので酩酊と同じくらいの能力低下が発生しているかもしれません。

 

働き方改革が企業競争力を上げる

日本経済の成長阻害要因は人手不足です。仕事はあっても人手不足で受注できず、受注すると今いる人材への過剰負荷により離職率が高まって採用と育成費ばかりが嵩んでいくという悪循環スパイラルです。

本質的に問題を解決するには働き方改革が必要です。

 

介護事業でも働き手の個性を大切にしながら、制限がある働き方であっても個々の能力を発揮できるような環境作りを怠らないことが大切です。

そして職員のモチベーションの維持し、離職防止につなげ、働きたいと思われる魅力的な企業にすることがより一層求められます。

 

2.人口ボーナス期、人口オーナス期とは

働き方改革を推進するために知っておきたい【人口ボーナス期、人口オーナス期】をお伝えしたいと思います。

人口ボーナス期とは

人口構造がその国に経済的なボーナスをくれるような美味しい時期のことです。

若者がたっぷりいて高齢者が少しだけいる人口構造で、日本は1960年代〜1990年代初頭が人口ボーナス期にあたります。

この時期は安い労働力を武器に世界中の仕事を受注し、早く安く大量にこなして儲けることができました。

高齢者の比率が低く、社会保障費が膨らまないので、余った利益をどんどんインフラ投資に回すことができるので爆発的に経済発展をして当たり前の時期でした。

アジアの奇跡と呼ばれる経済発展のほとんどが この人口ボーナス期で説明できます。

一度人口ボーナス期が終わった国に二度と人口ボーナス期は訪れないといわれています。

 

人口オーナス期とは

”オーナス”とは『負荷』や『重荷』という意味で人口構造がその国の重荷になる時期をいいます。支えられる側が支える側より多くなってしまう人口構造です。少子高齢化の人口構造にあたります。

日本はすでに人口オーナス期に突入していますが、なぜ人口ボーナス期が終わってしまうのかというと、高度経済成長→富裕層が増える→富裕層は子供に教育投資をする→子供が高学歴になる→結婚・出産が遅くなる→少子化という流れになるからです。

高学歴化すると人件費が高騰→世界の仕事は安い他国へいきます。

また、経済発展すると医療や年金システムの充実により寿命が延びて高齢化→社会保障費が増大→人口オーナス期に突入という流れになります。

 

人口ボーナス期と人口オーナス期に適した働き方

人口構造の変化やテクノロジーの進歩によって時代は変化していますが、働き方も時代に合わせて柔軟に改善していくことが社会全体のために必要であるといえるのではないでしょうか。
人口ボーナス期に適した働き方は
● なるべく男性が働く
重工業の比率が高いので、物理的に力持ちが働いた方が生産性が高い
● なるべく長時間働く
早く安く大量に生産するために長時間働くと比例して成果につながる
● なるべく同じ条件の人を揃える
均一なものをたくさん作るために管理しやすい人材を揃える
人口オーナス期に適した働き方は
● なるべく男女ともに働く
頭脳労働比率が高いため、かつ労働力不足なので男女フル活用する
● なるべく短時間で働く
時間給の費用が高騰するので短時間で成果が最大化させる
男性も親の介護で制約を受ける
● なるべく違う条件の人を揃える
市場に求められるものが多様化している
労働力が足りないので多様な働き方を受け入れる
ダイバーシティ化を推進するため皆が理解できる環境を作る

3.まとめ

働き方改革・多様性の実現によって、企業の競争力を上げることができ、社会発展につながっていくのではないでしょうか。

変化を恐れず楽しみながら働き方改革に着手していけたらと思います。

 

引き続きふみーずブログをよろしくどーぞ!

 

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